市内の移動にとても便利なザグレブのトラム。いくつかの注意点を知っておくと、より安心に乗ることができます。
行きたい方向に向かって右側の乗り場から乗車する
クロアチアの交通は、日本と違って右側通行。行きたい方向に向かって右側のトラム乗り場から乗車します。たとえば、
- ザグレブの長距離バスターミナルから市内中心部へ行くには、バスターミナルから線路を渡ったほうのプラットホームから
- イェラチッチ広場からバスターミナルへ行くには、広場とは反対側(南の建物側)の乗り場から
- 鉄道駅から、バスターミナル方面へ行くには、駅側の乗り場から
- 鉄道駅から、イェラチッチ広場方面へ行くには、駅前の公園側の乗り場から、乗車することになります。
何度もザグレブにいらしたことがある人でも、気が付くと全く反対に行ってしまっていた、という方を知っていますので、ご注意ください。
紙チケットは、一番前の乗車口から乗る
紙チケットが打刻できる打刻器は、トラムの一番前の乗車口から乗ると確実にあります(新型車両、旧型車両によって、一番前と一番後ろの両方にある場合もありますが、ややこしいので)。
紙チケット対応打刻器の外観はこんな感じ。
黄色で囲っているスロットに、チケット空白部分を差し込むと、乗車日時と時刻が打刻されます。一番前以外の乗車口から乗車すると、このスロットがない打刻器があり、カードならタッチして打刻できますが、紙チケットは打刻できません。
イェラチッチ広場、鉄道中央駅では、2台のトラムが同時乗降となる
一般的なトラム駅の場合(長距離バスターミナル駅を含む)トラムは1台しか停まらないので問題ないのですが、イェラチッチ広場とザグレブ鉄道中央駅では、2台のトラムが同時乗降となり、2台のトラムに注意しておかなければ、おめあてのトラムに乗り損ねる可能性があります。
対策としては、2台のトラムが停まる真ん中あたりの場所で待つことになります。
下のような表示があるトラム駅もあり、ある程度の目安にはなりますが、たまに間違っているときもあります。

左から、路線番号、行先、到着時刻が表示されています。
ドアが開かないときは、ドア近くのボタンを押す
丸みを帯びた新型車両の場合、ドア近くのボタンを押さないと、乗降時でもドアが開かない場合があります。ボタンは、トラム外側、トラム内側のいずれの場合も、ドアのすぐ近くにありますので、あわてずに押せば、ドアが開きます。
内側用のボタンは、押しておくと点滅します。降りる予定のときは、押しておいた方が安心です。

ザグレブトラム内側にあるドア開閉ボタン
(以下、ムダ話)一度、日中の空いたトラムに乗っていたとき、おしゃべりに夢中になっていて、降りる予定のトラム駅にトラムが停まらず乗り過ごしたことがありました!ザグレブのトラムは、地下鉄のような存在で、乗降のあるなしにかかわらず、基本、必ずトラム駅に停まります。トラム自体が駅に停まらないという経験は、10年以上ザグレブ在住で、あとにも先にもこのときだけというかなりレアケース。たまたま、運転手さんが急いでいて、誰も駅で待っておらず、誰も「降ります」ボタンを押していなかったのかもしれません。
スリに注意
治安のよさでは日本と同じくらい、と思っていたザグレブ(クロアチア)ですが、2016年頃から、スリ被害・未遂などが起こっているそうです。ご注意下さい!
【参考】ザグレブトラムの時刻表と路線図
路面電車なので、渋滞に巻き込まれると時間通りに来るとは限りませんが、目安として、トラムの時刻表はこちらから調べることができます。
夜間トラムの時刻表はこちら(路線も料金も日中とは違うのでご注意ください)
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おわりに
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