ここ6-7年、徐々に日本でも知られるようになってきましたが、まだまだ「クロアチア、どこ、それ?」という知名度が低い国クロアチア、観光旅行に行く際も、参考になる情報が少ないですね。
今回は、海外旅行につきものな悩みのタネで、お客様からもよくいただく質問のひとつ、チップについてご紹介します。
結論からいうと、クロアチアの旅行では、チップについては、あまり気にしなくてよい、のですが、日本のように全く存在しないわけでもないので、地元のクロアチア人が実際にしているチップの習慣について具体的に解説していきます。
クロアチアでのチップに関する基本的な考え方
チップが重要な収入源となっているアメリカと違い、クロアチア(やクロアチアの周辺各国)では、基本的にチップがなくても生活していける給与体系となっています。なので原則、チップは全くなくても問題となることはありません。
ただ、レストランやカフェ、タクシーなどを利用したときは、小銭分の端数を切り上げて支払う習慣が一般的にあるほか(例えば、18クーナだったら20クーナにする、など)
- サービスがよかったと感じたとき
- 通常のレベルを超えるサービスをしてもらったとき(タクシーで大きな荷物を運んでもらったときや、残った食べ物をテイクアウトにしてもらったときなど)
- 高級レストラン
などでは、チップを払うことが多いように感じます。
レストランでのチップ
- テイクアウトでは不要
- カジュアルまたはシンプルなレストラン、中級クラスのレストランでは、小銭の端数分を切り上げるか、5-10%程度チップを払ったりします。サービスがよかったときやまた来たいなと思ったときは、多めにします。
- 高級レストランでは、10%くらいチップを払います。
- テーブルチャージが設定されているレストランでは、チップは少な目で(場合によってはなしでも)OKです。
レストランでのチップの払い方
現金の場合は、お金を渡す際に、チップ込の金額を告げて(例えば、234クーナのとき、「250kuna, please」という)、お釣りをもらうのが一般的ですが、敷居が高いようなら、支払いを済ませたあと、テーブルにチップ分を置いておくのでもOKです。
現金で払うときに、お金を渡しながら「Thank you!」というと、「お釣りはいらない」と受け取られる場合もあるので、注意が必要です。
カードの場合は、お勘定ホルダーに挟んで、テーブルにチップ分のお金を残します。
また、まだあまり見かけませんが、観光客がよく行くレストランでは、カードのレシートに、チップ金額欄と合計金額欄を記入して、サインする場合もあります。
タクシーでのチップ
小銭の端数分を切り上げるのが一般的です。大きい荷物を運んでもらった場合は、荷物1個あたり5-10クーナくらい追加することもあります。ただ、カードで払う場合は、チップを全く払わないこともあります。
カフェでのチップ
小銭の端数分を切り上げるのが一般的です。
小さな子供に超フレンドリーなクロアチアでは、子供にお菓子をくれたり、子供用にオーダーしたミルクの値段を請求しない場合などがよくあるのですが、そのような場合は、ちょっと多めにチップをおきます。
ホテルでのチップ
クロアチアや周辺各国で、枕銭、おいたことがありません!
高級ホテルなどで、ポーターさんに、大きな荷物を運んでもらった場合には、きっとチップを払うのだと思います。が、これまでそのような体験をしたことがないので、残念ながら、相場をお伝えできません(1個あたり10クーナくらい?)。
ツアーに参加したときのガイドさんや運転手さんへのチップ
ツアーに満足した場合や、特にお世話になったと感じた場合、印象がよいガイドさんや運転手さんへは、解散時にツアー料金の10%前後を渡すことが通例のようです。場合によっては、日本から持ってきたちょっとしたお土産などを差し上げる場合もあるようですが、消耗品でないと、もらった人も(同じようなものがかぶって)困るかもしれません。
チップを渡すときのマナー
チップを渡すなら、気持ちよくスマートに渡したいもの。いくら使い勝手が悪くて困っているからといって、リパ(100リパ=1クーナ)の小銭を大量に残すようなことは、チップの渡し方としては大変失礼です。是非、避けたほうがよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。旅行者なので、原則、あまりチップの心配はしなくてもよいのですが、お互いに気持ちよく過ごせるよう、さらには、日本人旅行者の評判を下げることのないよう、スマートにチップを渡せるとよいですね。
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