クロアチア旅行の宿泊施設は、格安のドミトリーから、1泊5万円以上する超高級ホテルまで千差万別。
アドリア海の海辺の街では、7・8月のピーク時の料金は、オフシーズンの料金の2-3倍になることも。夏期のクロアチア旅行で、人気の宿に泊まるには、早めの予約が欠かせません。
一般的な傾向として、バスタブではなくシャワーが多く、ベッドはツインは少なくダブルのことが多いです。

クロアチアの宿泊施設の種類
一般的なホテルのほか、アパートメント、ソベ(クロアチア語で「部屋」の意味)、ユースホステル、ゲストハウス、ヴィラなどの種類があります。このうち、アパートメント、ソベ、ヴィラは、最近日本でも知られるようになってきた民泊にあたります。クロアチアでは、旧ユーゴの時代から、プライベートアコモデーション(民泊)の歴史が古く、それぞれの地方自治体の許認可制になっています。一般的に、
- ホテルとユースホステルでは、24時間対応のレセプションがあります。
- ユースホステルとゲストハウスでは、他の宿泊客と寝室やシャワー、トイレがシェア。
- ソベは、寝室は専用ですが、シャワーやトイレが他の宿泊客とシェアになる場合もあります。
- アパートメントは、寝室、シャワー(またはバスタブ)及びトイレが専用なほか、調理施設がある場合が一般的。
- ヴィラは、アパートメントの規模が大きかったり、ラグジュアリーな施設です。
おすすめの宿泊施設予約サイト
クロアチアや周辺各地への旅行で、管理人が必ず利用するのがBooking.com。さまざまな条件で検索ができ、レビューも豊富、地図も見やすく、トータルの料金が表示されるので、選びやすいのがポイント。日本国内ではまだ国内サービスが件数や価格で有利ですが、クロアチアに関していえば、扱い宿泊施設数も多く、断トツで便利です。
旅慣れた方に人気のエクスペディア も、最低価格保証で注目です。
プライベートアコモデーションの注意点
ホテルと違って、24時間体制のレセプションがないため、ホテルより施設は充実しているのに料金は格安とメリットがある一方、以下の点で注意(心の準備)が必要です。

- チェックインには事前アポが必要(遅延などの場合には携帯電話等で要連絡)
- 一般住宅なため場所がわかりにくいので、地図が読めることが前提
- 鍵の管理は自分で(コツがいる場合があるので、チェックイン時に必ず自分でやってみる)
- 支払いは現金のみの場合がほとんど
- 重いスーツケースなどの場合で階段利用の場合、実際に泊まる部屋が何階か確認する(クロアチアで「1階first floor」というと日本式2階になります)
- 浴室はタンクタイプも多く、湯が空になると水になる(軽いシャワーなら2-3人連続使用、バスタブなら1杯分が一般的。髪が長い場合はさらに注意)
- シャンプーやソープなどアメニティは、自力で持参する場合も
- 施設に問題があっても、すぐに対応してもらえるとは限らない
【注意】クロアチアでは、法規制により、旅行者はすべて地元の観光局に、さらに外国人旅行者の場合は、クロアチア内務省への届け出が義務付けられています。許認可を得ている宿泊施設では、観光局と内務省へオンラインで手続きできます。非認可の場合、建前では、旅行者本人も内務省や地元警察窓口に出頭して届け出をする義務があります。
ドゥブロヴニクの宿泊施設の注意点
ドゥブロヴニクの大型ホテルは、旧市街まで約4キロ離れたラパッドLapad地区やバキン・クックBakin Kuk地区にあることが多く、バスやタクシー利用となります。ホテルのビーチでのんびりするのではなく、旧市街観光がメインの場合、要注意です。
旧市街周辺は階段が多いので、荷物が多い場合で旧市街周辺の宿泊施設に泊まる場合は、場所の確認がおすすめです。眺望がよい場合は、階段が多いことがほとんどです。

旧市街の石畳は、スーツケースをゴロゴロ押すのは大変です(これはクロアチア各地の旧市街共通です)。

まとめ
日本とさまざまな事情が異なるクロアチア旅行の宿泊施設選び。注意すべき点とコツをおさえて、満足のいくクロアチア旅行となりますよう、こころよりお祈りしております。
ドゥブロヴニク以外の各地の宿泊施設の選び方については、それぞれの街ごとにご紹介します。
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