クロアチアにある8つの国立公園のうち、ゴルスキ・コタル地方にあるリスニャクRisnjak国立公園へ行ったときの記録です。今回は一番定番ルートで、標高1528メートルの最高峰リスニャク峰をめざしました(登り3時間、下り3時間)。2020年6月の情報です。
ザグレブからは日帰りでも行けるのですが、せっかくなので1泊して、1日目はクロアチア国内を流れる長さが3番目に長いクパ川の水源を訪れました。
訪れた6月中旬はたくさんの山の花々が咲いていて、とてもきれいでした。
トレッキングおよびクパ川水源については別記事を書く予定です。
リスニャク国立公園概要と位置
リスニャク国立公園は、ザグレブの南西約135キロ、車で片道約1時間40分。森林が生い茂る山地ゴルスキ・コタル地方に位置しています。
リスニャク国立公園は表面積6350ヘクタール、クマ、オオカミ、オオヤマネコ(リンクス)の生息地であるとともに、1148種の植物が育つ自然の宝庫です。
特産ジビエ料理がおいしいリスニャク国立公園レストラン
リスニャク国立公園登山口には、国立公園が経営するカフェ・レストラン兼宿泊施設があります。
カフェ・レストランは人気があるようで、テラス席は、場合によっては5-10分ほどテーブル待ちしなければならないほど。ここでは、初日の夕食と2日目登山後のスイーツをいただきました。
前菜はジビエ肉の冷菜盛り合わせと特産チーズ
夕食は、まず地元名物冷菜盛り合わせnarezak。写真上部から、鹿肉ハム、クマ肉サラミ、プルシュト(豚肉)とシュクリパヴァツŠkripavacチーズ。

鹿肉ハムもクマ肉サラミも、一般的な豚肉のものと比べるとちょっとクセがありますが、それほど臭みも感じず、普通においしかったです。
夫が頼んだのはきのこスープjuha od gljiva。プリプリのきのこがはいったスープは、ちょうどいい一人サイズで、味もおいしかったです。

メインのジビエ肉グラ―シュは絶品!
私はいつもながら野菜が食べたかったので、ミックスサラダに前述のシュクリパヴァツチーズがのったリスニャクサラダsalata Risnjakを食べましたが、夫はジビエ肉のグラ―シュgulaš od divljačiをたべました。

上は鹿肉のジビエだったのですが、これは驚きの絶品!ジビエとは思えないほど柔らかく、臭みもなく、濃厚なソースもちょうどよい味つけでした。付け合わせはパンのお団子okruglice od kruha。
もちろん普通の料理もあり、子供たちはいつものシュニッツェル45クーナ、牛肉の串焼き65クーナ、フライドポテト一人前12クーナ、ケチャップ5クーナをおいしそうにたいらげました。
特産ブルーベリーや森のベリーをふんだんにつかったスイーツ
このレストランでは、どの料理も適量サイズだったので、デザートも食べることができました。4人で3皿頼みましたが、これは2皿でよかったかも。
パラチンケ(クレープ)16クーナは普通でしたが、ブルーベリーのシュトゥルデルštrudla borovniceは、甘さ控えめ。悪くはなかったですが、翌日頼んだ森のベリーのシュトゥルデルのほうが甘酸っぱくて個人的にはおいしいと思いました。

リスニャク国立公園登山口にある国立公園経営のシンプルな宿泊施設
この国立公園経営施設では、宿泊することもできます。

外壁の一部と屋根は、地元の森林業の特産品を利用したモミjelaの木の板Šindraでおおわれています。

5室だけある客室はいたってシンプル。

浴室はタンク式。アメニティはハンドソープのみ。

朝食付きプランのほか、ハーフボード(朝夕食つき)、フルボード(三食つき)プランもあります。
卵料理またはサラミプレートのいずれかを選ぶことができるオレンジジュースつき朝食は、きわめてシンプルでした。
おわりに
今回は2回目のリスニャク国立公園訪問。今回は、往復約6時間の中級コースでリスニャク峰下方にある標高1415メートルの山小屋エリアまで行きましたが、片道1時間程度のもっと軽めのルートもあり、子供たちを連れた家族連れも多くいました。
中級コーススタート地点のBijela Vodicaには、レストランや宿泊施設も整備されており、比較的気軽にアウトドアを堪能できます。
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