【完全保存版】クロアチア旅行・観光のすべてがわかる!【総論編】

最近、まわりの人が旅行に行って「最高!」「よかった♡」「また行きたい☆」と言っているクロアチア。気になるけど、どこから手をつけたらよいかイメージがわかない!という方に、クロアチア旅行をより身近に感じていただくことを目的として、「クロアチア旅行・観光のすべてがわかる!【総論編】」を作成してみました。

治安や通貨など旅行に関連するクロアチアの国の概要、クロアチア旅行のベストシーズン、旅行日数、おすすめの観光スポット、クロアチア旅行に便利な国際線フライト、国内移動の概要、ホテルなど宿泊施設の種類とおすすめの選び方、団体ツアーか個人旅行か、周遊型か滞在型か、クロアチア旅行の予算など、クロアチアを旅行するにあたり、必要な情報の概要をご案内しています。

クロアチアのビーチ

アドリア海が美しすぎるクロアチア

2003年からクロアチア在住、これまで1000人以上のお客様や友人のクロアチア旅行の相談に乗ってきた管理人がご案内。最近、育児が一段落した友人や元同僚が、続々「クロアチアに旅行に行きたい!」といってくれるので、そんな大切な人たちを念頭に、クロアチア旅行初心者編基本情報をかんがえてみました。

思ったよりボリュームが大きくなってしまいましたが、知っておくとクロアチア旅行が10倍楽しく賢く快適になる情報をご案内します。

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Contents

クロアチア基本情報

1991年に旧ユーゴスラビアから独立、人口430万人(北海道の約70%)、国土面積5.6万平方キロ(北海道の約80%)、まだ日本ではあまりよく知られてないクロアチアCroatia(クロアチア語ではフルヴァツカHrvatska)の基本情報です。

地理情報と気候

クロアチアは、アドリア海をはさんでイタリアの東側、オーストリアからは、旧ユーゴで同じ国だったスロヴェニアをはさんで、南側に位置する、南東欧の小さな国です。

首都ザグレブZagregは北緯45.8度、北海道北端の宗谷岬よりさらに北、樺太(サハリン)南部と同じくらいの緯度に位置。内陸に位置するので、一日の気温の変化が大きい大陸性気候。冬は真冬日が続くこともあり、雪も降ります。ザグレブからウィーン、ブダペスト、ベネチア、ベオグラード、サラエヴォへはいずれも約400キロです。

一方、南部のドゥブロヴニクDubrovnikは北緯42.6度、北海道の苫小牧や帯広と同じくらいの緯度に位置していますが、地中海の一部アドリア海に面しているので、温暖な地中海性気候。

いずれも、夏場の最高気温は、37度近くなるときもありますが(1週間程度)、空気が乾燥しているので、屋内や日陰に入ると、ぐっと過ごしやすい一方、日差しはとても強いので、日焼け対策がかかせません。

治安

基本的に、クロアチアの治安は、日本と同じくらいよいです。女性が一人で夜間歩いていても、原則、身の危険を感じることはありません。

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ただ、観光客が多いドゥブロヴニクやスプリットなどアドリア海沿いの街では、特に夏場、スリの被害には要注意。また、2016年から、首都ザグレブでも被害が増えてきているとのこと。一般的には極めて治安はいいのですが、観光客がよく行くスポットで、サイフを出し入れするところ(チケット売り場など)で被害が発生しているそうです。置き引きや、カフェやレストランでテーブルのうえにおいたスマホを取られるケースも発生しており、海外における一般的な警戒はしたほうがよさそうです。

また、最近話題になっている難民問題ですが、クロアチアの観光客が通常行くエリアでは全く影響を感じません。

クロアチアの公用語はクロアチア語

クロアチアの公用語はクロアチア語、文字はローマ文字です。言語的には、ロシア語やポーランド語、チェコ語に似たスラヴ語の仲間で、超難解。単語を見てもちんぷんかんぷんです。

こちらも銀行の営業時間

(例)銀行の入口に貼ってある営業時間表示、曜日と時間が書いてあります。

ただ、観光立国の小さな国で、小学1年生からコミュニケーション重視型の英語の授業があり、英語が堪能な人がとても多いので、心配はまったく無用。レストランやカフェなどお店の人はもちろん、タクシーの運転手さんや公共交通機関などは、最低でも、片言話せる人がほとんどです。

聞いたり話したりはOKなのですが、書いたり読んだりは、ペラペラ話している人でも苦手な場合が結構あるので、メールの返事が返ってこない、などは比較的よくあります。

【知っていると親近感がぐっと高まるクロアチア語】

  • バル・ンDobar dan こんにちは(お店に入ったときなどに多用)
  • ヴァーラHvala ありがとう
  • ボックBok やあ!乾杯!バイバイ

クロアチアの通貨はクーナ

クロアチアは2013年にEUに加盟しましたが、ユーロ圏にはまだ入っておらず、通貨はクーナのままです。観光立国なので、アドリア海のリゾート地や、観光客相手のお店では、ユーロを受け取ってくれる場合もありますが、お店によって、良心的なレートから、かなりボッているレートまでさまざま。

クロアチアクーナへの両替

日本ではクーナに両替できませんが、クロアチア国内では、銀行や両替所があちこちにあり、日本円からも気軽に両替できます。ATMも多数あって、便利にキャッシングできるので、クレジットカードを数枚用意して利用する以外は、適宜、クロアチアの現地通貨クーナを用意したほうがよさそうです。

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初めてのクロアチア旅行、お金はどうやって持っていくのが一番お勧め?損をしない両替は?

【おまけ】クロアチアはまだシェンゲン協定域外!

クロアチアは、EU加盟国ですが、シェンゲン協定圏にはまだ入っていません。半年の間に3か月未満であれば、ビザなしで滞在可能です。シェンゲン協定域内の長期旅行などで、180日内で90日間以上の滞在になりそうな人も、今なら、さらに90日間、クロアチアで日数調整できます。

クロアチアは夏のリゾート観光立国

日本では、まだあまり知られていませんが、旧ユーゴの時代から、クロアチアは、ヨーロッパでは有名な夏のビーチリゾート。秋から春にかけてどんよりとした天気で、太陽に飢えているヨーロッパ各地では、夏の日差しと美しい海を求めて、ヨーロッパ中からクロアチアのアドリア海を目指して多くのリゾート客が訪れます。

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クロアチアの人口は430万人ですが、1300万人以上の観光客が訪れるリゾート立国(2014年の観光統計)。うち、6-9月で実に総宿泊数の87%を占め、7・8月の2か月だけで年間総宿泊数の62%が集中(自己所有する別荘や親戚宅に泊まる国内旅行者数は含まない)。訪問者数では、多い順にドイツ17%、スロヴェニア、イタリア、オーストリアがそれぞれ9%、チェコ6%、ポーランド5%、フランスとイギリスが各4%と続きます。

歴史的にも、クロアチア北部は、オーストリア・ハンガリー帝国の一部、アドリア海沿いはベネチア共和国の一部だったこともあり、内陸部と海岸部では、二つの違った趣が楽しめます。

クロアチア人は親日家が多い

クロアチアでは日本ファンが多く、日本人だとわかると、皆とても親切にしてくれます。

フレンドリーな人々

隣国セルビアですが、バスの写真を撮っていて、気が付いたら通りがかりの男性が投げキッス(笑)

一方、中国人にはあまりよい感情を持っていない人もいるため、日本人アピールをさりげなくするとより快適に旅行ができます。

【クロアチア人と友達に!】ザグレブ大学日本学コース<にほんご●だんわしつ>参加者募集中

クロアチア旅行のベストシーズン

個人的にお勧めは、5・6月と9月から10月前半。なかでも、6月と9月が特におすすめです。ゴールデンウィークやシルバーウィークも、国際線フライト料金は高いですが、クロアチア観光にはよい時期です。イベントも多く、特に週末のザグレブでは、民俗衣装の一団に偶然遭遇する可能性がぐっと高まります。

民俗衣装の女性

民俗衣装の女性

ザグレブ衛兵の行進

ザグレブ衛兵の行進

7-8月は、シーズン的にはよいのですが、ヨーロッパ中から夏のリゾートに人が押し寄せるので、ホテルなどの値段も高騰し、観光地は混雑、道路も渋滞するのが難点です。特に、7月中旬から8月中旬の1か月は、クロアチア観光のトップピークシーズンなので、覚悟が必要です。

夏のクロアチアは混雑

人でいっぱいのビーチ

10月中旬から11月上旬は紅葉が美しい季節です。4月から5月も春の花が咲き乱れる美しい季節ですが、お天気が不安定だったり、寒い日もあります。

12月は、日は短く寒いのですが、クリスマス市や屋外スケートリンクが雰囲気たっぷり。10月初めに予約をすれば、毎年恒例鉄板人気のバレー「くるみ割り人形」を激カワイイ国立劇場で観劇することもできます。

ザグレブの屋外スケートリンク

クロアチア旅行の計画を立てるとき、まず一番最初に絶対チェックすべき9つのポイント

クロアチア旅行には何日あったらいい?

日本からの標準的な旅行プランは7泊8日、できれば10日から2週間程度あればちょっとゆっくり堪能できます。ごくまれに、弾丸ツアーで現地2-3泊の方もいらっしゃいます。リタイア旅行や転職の機会を利用して、1か月以上のんびり滞在される方も結構いらっしゃいます(夏の避暑にぴったりです)。日本からクロアチアへの片道フライトは、1回乗り継ぎで、最短約15時間。ヨーロッパに一度来てしまうと、日帰りや1-3泊であちこち気軽に旅行できるので、せっかくなら、ゆっくりご旅行できるといいですね。

クロアチア旅行、お勧めの観光スポット

ヨーロッパでは誰もが憧れるリゾート大国なのですが、なぜかまだあまり観光地ずれしておらず、治安がよいのがクロアチアのいいところ。素敵な風景があちこちにあるのですが、おすすめスポットを厳選してご紹介します。

初めてのクロアチア旅行ではずせない二大マストスポット

アドリア海の真珠、ドゥブロヴニクDubrovnik

最近ちょっと観光地化が激しいので、長居は無用ですが、クロアチアが誇るトップ観光地、ドゥブロヴニク。一度は行っておくべきです。(下の地図の赤紫のカメラ印)

ドゥブロヴニク旧市街

城壁から見たドゥブロヴニク旧市街の風景

ドゥブロヴニク旧市街

ドゥブロヴニク旧市街の目抜き通り。ロマンティック炸裂確約ですが、スリに注意。

ドゥブロヴニク

ドゥブロヴニク空港から、旧市街に向かう途中の絶景


プリトヴィツェ湖群国立公園Plitvice Lakes National Park

ユネスコ世界自然遺産、エメラルドグリーンの神秘的な湖が魅力あふれる滝でいくつも連なる圧巻のプリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア語ではPlitvička Jezera(プリトヴィチュカ・イェゼラ))。四季折々の風景が息をのむ美しさで、一年中、訪れる人々を魅了しています。

クロアチアのユネスコ自然遺産プリトヴィツェ湖群国立公園

エントランス1から入って比較的すぐの展望ポイントからの風景

クロアチアのユネスコ自然遺産プリトヴィツェ湖群国立公園

清々しい清流とエメラルドグリーンの湖が見事なプリトヴィツェ湖群国立公園

クロアチアのユネスコ自然遺産プリトヴィツェ湖群国立公園

ダイナミックな下湖とは異なる趣が美しい上湖

エントランス1から、パノラマ列車ST1乗り場まで1キロの間の展望ポイントからの風景

エントランス1から、パノラマ列車ST1乗り場まで1キロの間の展望ポイントからの風景


【虎の巻】プリトヴィツェ湖群国立公園散策完全ガイド

地図中のアイコンをクリックすると地名が表示されます。赤紫のカメラ印が2大マスト、次に紫の双眼鏡の定番、オレンジの♡は胸キュンおすすめ、緑の☆がオンリーワンinクロアチア、茶色の✔が周辺各国の定番スポットとつづきます。くわしくは下をご覧ください。

団体ツアーでも行くことが多いクロアチア観光定番スポット

ザグレブZagreb

クロアチアの玄関口でこじんまりした首都のザグレブ。歴史的に、オーストリア・ハンガリー帝国の影響下にあり、落ち着いたヨーロッパの街なみ。物価もアドリア海沿いのリゾート地に比べると格安で、治安もよく、お土産などの買物や何気ないぶらぶら散策が楽しいと好評です。(上の地図中、紫の双眼鏡マーク)

クロアチアの首都ザグレブ

タイルのモザイク模様が鮮やかでかわいい聖マルコ教会


ザグレブ中央鉄道駅からの風景

【ザグレブ発着】クロアチア国内や近隣諸国への移動は何が便利?

スプリットSplit

ローマ帝国時代の遺跡に人々の日常が活気づくクロアチア第二の街。アドリア海沿いで、フヴァールHvar島やブラーチBrač島など、アドリア海の島々へ交通の拠点。

スプリットの黄昏時

トロギールTrogir

町全体がユネスコ世界遺産に指定されているこじんまりしたかわいい街トロギール旧市街。実は、スプリット空港はトロギールのほうに近いので、スプリット空港を利用するなら、ついでに足を延ばしてもよいかも。

トロギール

シベニクSibenik

ユネスコ世界遺産に登録された聖ヤコヴ大聖堂が見どころ。アドリア海沿いの街の美しい街並みが楽しめます。

シベニク

時間に余裕があったら絶対行きたい胸キュンスポット

いかにもクロアチアらしい絶景を求めていくなら、熱烈おすすめ!なのですが、アドリア海の離島にあったり、冬場は閑散とするので、安定・確実を求める団体ツアーでは、あまり行かないスポットです。いずれも6-9月の観光ハイシーズンがおすすめ(7月中旬から8月中旬のトップシーズンは避けた方がよいです)。(上の地図中、オレンジの♡マーク)

またアドリア海の島へは、悪天候で船やフライトが欠航になることもあるので、余裕をもった旅行スケジュールをたてるのがおすすめ。

ズラトゥ二・ラトZlatni Rat(ブラーチBrač島)

クロアチアの美しいビーチの筆頭定番ズラトゥニ・ラト。水色から紺碧に透明な海が広がり、白い砂利浜とのコントラストが美しすぎて、ロマンティック炸裂すること間違いなしです。

ボルのズラトゥ二・ラト

ロマンティックで美しいズラトゥニ・ラト


青の洞窟

青の洞窟といえば、イタリアのカプリ島が有名ですが、クロアチアのアドリア海にも、青の洞窟があります。息を飲むほど美しい幻想的な風景は、きっと旅行のハイライトになるはず。

クロアチアの青の洞窟

神秘的で息を飲むほど美しい青の洞窟


クロアチアの青の洞窟

【NO!悪徳ツアー】フヴァール発、青の洞窟日帰りツアー2016年体験レポート

ロヴィニュRovinj

おとぎ話のなかから抜け出てきたようなロマンティックな街ロヴィニュ。ドゥブロヴニクほど有名ではないのですが、一度行ったらとりこになってしまう中毒性ありの穴場です。

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絵本から抜け出たようにロマンティックなロヴィニュ


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【ザグレブから日帰り】ロヴィニュ&プーラ(イストゥラ半島)個人旅行記

ツウ好みの穴場スポット

ユネスコ世界遺産などの目玉がないため、団体ツアーのザ・定番には入っていないのですが、どこも似たかんじのアドリア海の海辺の街に比べると、それぞれ、他にはない特色のある街で、個人的にはお勧めです。クロアチア本土にあるので、交通のリスクがあまりないのもうれしいところ。ただし、冬場はバスの便もぐっと減る傾向があるので、要注意です。(地図中、緑の★マーク)

ザダルZadar

アドリア海沿いの教会や遺跡、宝物殿や海辺の街歩きが楽しめるだけでなく、波が奏でる不思議な音色のシーオルガンや、たそがれ後、色とりどりの光が輝く「太陽に挨拶」などの都市オブジェが印象的な街。

ザダルの都市オブジェ、太陽に挨拶

日没後、いろいろな色の光がランダムに輝く都市オブジェ「太陽に挨拶」


プーラPula

円形闘技場、イタリアのローマだけでなく、クロアチアにもあります。サイズ的にはローマのコロッセオの二分の一ですが、観光だけではなく、コンサートなどに利用されています。

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コンサートなどが開催されるプーラの円形劇場


モトヴンMotovun

イストゥラ半島の内陸部にあり、バスなどで行きにくいのが難点ですが、小高い丘の上に築かれた石畳の雰囲気たっぷりの街。天空の城を思わせる風景です。

モトヴン

ストンSton

昔ながらの天日干し手法が続く塩田は、2005年愛・地球博のクロアチア館のテーマ。うまみたっぷりのおいしい塩は「何度も行って失敬しました」とおっしゃるファンの方も。昔は金と同価値の塩を守るために城壁が築かれた街は、すぐそばに牡蠣の養殖に適した入江があり、小粒ながらおいしい牡蠣が食べられます。

塩田と城壁と牡蠣の街ストン


クロアチア旅行とあわせて行くことが多い周辺各国の観光スポット

団体ツアーで、ほぼ必ずといっていいくらいクロアチアとセットになっている定番の観光スポットは以下の通り。(上の地図では茶色の✔マーク)

  • リュブリャナ、ポストイナ鍾乳洞、ブレッド湖(スロヴェニア)
  • モスタル(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ)
  • コトル、ブドヴァ(モンテネグロ)

日本では経験できない陸路での国境越え体験と、多様性にあふれる文化や自然を体感できる魅力があります。隣国といっても、クロアチアの主なスポットからバスで片道2-3時間、日帰りで行ける気軽さです。ただ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとモンテネグロは、交通事情が悪いため、ツアーを利用したほうが効率がよいでしょう。詳しくは別記事に譲ります。

クロアチア旅行の予算や物価の目安

ホテルやレストランなど、観光客御用達アイテムの物価は、ザグレブは日本より安め、ドゥブロヴニクなどアドリア海沿いの街は日本と同じくらい。一方、国内交通費や、スーパー等の食材、カフェ、B級グルメ、ピザなど一般のクロアチア市民も日常的に利用するものの物価は、日本の半分程度の感覚です(クロアチアの平均収入は日本の半分から三分の一)。以下、もう少し詳しくみていきます。

日本からの飛行機代は、往復最安がエコノミークラス5.5万円、プレミアムエコノミークラス18.5万円(全日空、ルフトハンザ、JALなど)、ビジネスクラス24.5万円(カタール航空、トルコ航空など)。

国内交通費は、早く購入すると安く手配できます。一例は以下の通り。

  • ザグレブ-ドゥブロヴニクのフライトは、片道最安値で428クーナ
  • ザグレブ-プリトヴィツェ湖群国立公園バスは往復割引で約120クーナ
  • ドゥブロヴニク-スプリットのバス片道は約80-125クーナ

宿泊費用は季節による変動が大きく、二人一室利用時の1泊2人の合計料金の目安は以下のとおり(2016年10月末にbooking.comで各月15日前後の月曜日を検索。通常料金を表示)。

  5月  7-8月  12-3月 
  ザグレブ ドゥブロヴニク ザグレブ ドゥブロヴニク ザグレブ ドゥブロヴニク
5つ星ホテル 130-160€  160-600€  100-135€  240-720€  100-120€  70-230€
3つ星ホテル 70-140€  80-140€  70-140€  120-150€  60-80€  40-50€
アパートメント  35-90€  65-200€  35-90€  100-300€  35-90€  40-160€
ホステル  30-50€  70-100€  35-60€  60-120€  30-50€  70-120€

アルコールを除く一人当たりの外食費は、 ザグレブの目安は以下の通り。アドリア海の海辺の街やドゥブロヴニクは、食事の量は半分、値段は1.5~2倍が相場です。

2016年現在、1クーナ=約15.5円。ちなみに、2008年の雑誌では1クーナ=24円!EU加盟後、物価はあがりましたが、円高の今はクロアチア旅行のチャンスだといえます。

団体ツアーか個人旅行か

団体ツアーだと、あれこれ考えなくても観光地にたどり着け、見どころの説明も、おすすめ料理の選択もおまかせ、しかも日本語だけで済むので、超ラクです。一方、かなり長い距離をバスであちこち移動するので、結構疲れて、最後のほうはもうどうでもよくなった、という話も聞きます。

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夏のスプリットの風景

クロアチアは、比較的治安がよく、特に夏場は公共交通機関の便も改善してきているので、個人旅行でも、事前準備をきちんとしておけば、安全・快適に旅行することができます。しかも、自分のペースで見たいものをみて、食べたいものを食べられ、失敗や苦労話も含め、思い出いっぱいの旅行になること、間違いなし。弊宿のお客様も、リピーター様が多い、魅力にあふれた国です。

クロアチアへの国際線フライト

残念ながら、日本・クロアチア間は、ツアーのチャーター便を除き、直行便はないので、乗り継ぎとなります。2016年10月現在の情報です。

飛行機

特に、航空会社にこだわりがなければ、スカイスキャナー 、サプライスエクスペディアなどの航空券予約サイトが、一発でいろいろな航空会社を比較のうえ購入できて便利です。こだわり派には、主に以下の航空会社が選択肢として挙げられます。

【スターアライアンス】全日空ターキッシュ・エアラインズ(トルコ航空)ルフトハンザスイス航空、クロアチア航空

【ワンワールド】日本航空カタール航空

【スカイチーム】エールフランスアエロフロート

ヨーロッパ各地からクロアチア各地への移動

ヨーロッパまで来てしまえば、あとは地続き。長距離の場合は、さすがに飛行機が便利ですが、長距離バス、鉄道、レンタカーなど選択肢が増えます。時間に余裕があれば、体力的にも楽に、ヨーロッパ各地の旅行もできてコスパ大。

クロアチア旅行に便利なヨーロッパ各地を結ぶLCC

ヨーロッパのLCCを利用すれば、再度チェックインや荷物の預け入れなど、一旦乗り継ぎが必要になりますが、選択肢が広がります。ユーロウィングズEurowingsイージージェットeasyJetライアンエアRyanairが、クロアチアに乗り入れています。

クロアチア国内や近隣諸国の旅行に便利な航空会社

早めの予約、購入で料金もかなり格安なうえ、クロアチア航空は便数も豊富なので、長距離の移動にお勧めです。クロアチア国内便やヨーロッパ各国への直行便が便利なクロアチア航空Croatia Airlinesのほか、セルビア航空Air Serbia(ベオグラード、サラエヴォへ)、チェコ航空Czech Airlines(プラハへ)、アドリア航空Adria Airways(リュブリャナ・サラエヴォ間)などが便利です。たまにキャンセルになったりする場合もあるので、スケジュールは余裕をもってたてたほうがよいでしょう。

ヨーロッパ各国からクロアチアへの長距離バス・鉄道

  • フリックスバスFlixBus ザグレブと、ウィーン、リュブリャナ、ブダペスト、ミュンヘン、ベネチア(Mestre)を直行便で結ぶほか、ロヴィニュなどイストゥラ半島の海辺の街とスロヴェニアの観光名所ポストイナ鍾乳洞やブレッド湖をむすぶ直行便があり、利用価値が高く便利です。
  • 国際便鉄道 鉄道は、便が少ないうえ、遅延等が多いのが難点ですが、ヨーロッパ中の各国から、ザグレブ、スプリット、リエカ等クロアチア各地へ行けます。走行移動中も歩き回れ、トイレの心配もないので、気分転換にはよいかもしれません。

クロアチアの新型鉄道

2016年に導入されたクロアチア鉄道の最新型車両


 クロアチア国内の移動

クロアチア各地への移動には、国内線フライト(クロアチア航空)、長距離バス、鉄道、レンタカーなどのほか、アドリア海の島々へはフェリー高速艇(カタマラン)飛行艇があります。つい最近まで、ヨーロッパから自家用車で来るリゾート客が主流だったため、個人旅行者には使い勝手が悪かったのですが、ここ数年、各種サービスが大幅に改善され、個人旅行もぐっと便利かつ快適になりました。

クロアチア各地へは、ザグレブードゥブロヴニク間(400キロ)の長距離を除くと、長距離バスが、便数も多く、所要時間も短く、クロアチア各地を網羅していて便利です。

クロアチアの長距離バス

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レンタカーが選択肢に入ってくると、個人旅行の自由度と快適さがぐっと増します。クロアチアは、治安もよく、高速道路も整備されており、快適なドライブが楽しめます。アメリカと同じく、日本とは逆の右側通行。Googleマップを利用したカーナビでは、街なかの一方通行などもサポートされているので、安心して運転できます。ただ、7-8月の週末の渋滞と、海辺の街の駐車場さがしには注意が必要です。

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レンタカーは、国際運転免許証があれば、クロアチア国内でも運転できます。オートマチック車のレンタルは少ないので、オートマの場合、早めの予約がおすすめです。

クロアチア国内の高速道路は、日本と同じく、走行区間ごとに、クレジットカードや現金で支払いをするシステムですが、隣国スロヴェニアは、ヴィニエット制。国境を越えてすぐの店でステッカーを購入、車のフロントガラスに貼り付けなければなりません。

アドリア海の島々へ行くには、以下のサービスがありますが、5-9月の夏期に比べ、10-4月は、便数がぐっと減るので注意が必要です。

アドリア海の海運老舗ヤドロリニヤ

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クロアチアでは、治安がよいので、タクシーにも安心して乗ることができます。

クロアチアのタクシーは安心して乗れる

クロアチアのタクシーは安心して乗れる

アドリア海の観光地では、日本より若干安いくらいの料金(初乗り1キロまで約600円、1キロあたり約200円)が相場。首都のザグレブや、クロアチア第3の都市リエカでは、規制緩和により、タクシー料金が格安で、かなり気軽にタクシーを利用することができます。

ただ、空港やバスターミナル、鉄道駅、ホテルなど、観光客の利用が多い場所のタクシー乗り場では、悪質なタクシー業者もいるため注意が必要です。一方、前述の場所以外では、外国人でもボラれることはほとんどありません。流しのタクシーは基本なく、電話で呼び出すか、タクシー乗り場から乗ります。

また、ザグレブやスプリット及び夏期のドゥブロヴニクでは、タクシー業界の革命児Uber(ウーバー)も参入、超便利になっています。

クロアチアでuberを利用タクシー料金が3割安!Uberがスプリットとドゥブロヴニクに参入

宿泊施設選び方のコツと注意点

宿泊施設は、格安のドミトリーから、1泊5万円以上する超高級ホテルまで千差万別。アドリア海の海辺の街では、7・8月のピーク時の料金は、オフシーズンの料金の2-3倍になることも。夏期のクロアチア旅行で、人気の宿に泊まるには、早めの予約が欠かせません。

一般的な傾向として、バスタブではなくシャワーが多く、ベッドはツインは少なくダブルのことが多いです。

オパティヤOpatijaの、レミセンス プレミアム ホテル アンバサダーの客室

オパティヤOpatijaの、レミセンス プレミアム ホテル アンバサダーの客室


クロアチアの宿泊施設の種類

一般的なホテルのほか、アパートメント、ソベ(クロアチア語で「部屋」の意味)、ユースホステル、ゲストハウス、ヴィラなどの種類があります。このうち、アパートメント、ソベ、ヴィラは、最近日本でも知られるようになってきた民泊にあたります。クロアチアでは、旧ユーゴの時代から、プライベートアコモデーション(民泊)の歴史が古く、それぞれの地方自治体の許認可制になっています。一般的に、

  • ホテルとユースホステルでは、24時間対応のレセプションがあります。
  • ユースホステルとゲストハウスでは、他の宿泊客と寝室やシャワー、トイレがシェア。
  • ソベは、寝室は専用ですが、シャワーやトイレが他の宿泊客とシェアになる場合もあります。
  • アパートメントは、寝室、シャワー(またはバスタブ)及びトイレが専用なほか、調理施設がある場合が一般的。
  • ヴィラは、アパートメントの規模が大きかったり、ラグジュアリーな施設です。

おすすめの宿泊施設予約サイト

クロアチアや周辺各地への旅行で、管理人が必ず利用するのがBooking.com。さまざまな条件で検索ができ、レビューも豊富、地図も見やすく、トータルの料金が表示されるので、選びやすいのがポイント。日本国内ではまだ国内サービスが件数や価格で有利ですが、クロアチアに関していえば、扱い宿泊施設数も多く、断トツで便利です。

旅慣れた方に人気のエクスペディア も、最低価格保証で注目です。

プライベートアコモデーションの注意点

ホテルと違って、24時間体制のレセプションがないため、ホテルより施設は充実しているのに料金は格安とメリットがある一方、以下の点で注意(心の準備)が必要です。

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リュブリャナのアパートメント

  • チェックインには事前アポが必要(遅延などの場合には携帯電話等で要連絡)
  • 一般住宅なため場所がわかりにくいので、地図が読めることが前提
  • 鍵の管理は自分で(コツがいる場合があるので、チェックイン時に必ず自分でやってみる)
  • 支払いは現金のみの場合がほとんど
  • 重いスーツケースなどの場合で階段利用の場合、実際に泊まる部屋が何階か確認する(クロアチアで「1階first floor」というと日本式2階になります)
  • 浴室はタンクタイプも多く、湯が空になると水になる(軽いシャワーなら2-3人連続使用、バスタブなら1杯分が一般的。髪が長い場合はさらに注意)
  • シャンプーやソープなどアメニティは、自力で持参する場合も
  • 施設に問題があっても、すぐに対応してもらえるとは限らない

【注意】クロアチアでは、法規制により、旅行者はすべて地元の観光局に、さらに外国人旅行者の場合は、クロアチア内務省への届け出が義務付けられています。許認可を得ている宿泊施設では、観光局と内務省へオンラインで手続きできます。非認可の場合、建前では、旅行者本人も内務省や地元警察窓口に出頭して届け出をする義務があります。

ドゥブロヴニクの宿泊施設の注意点

ドゥブロヴニクの大型ホテルは、旧市街まで約4キロ離れたラパッドLapad地区やバキン・クックBakin Kuk地区にあることが多く、バスやタクシー利用となります。ホテルのビーチでのんびりするのではなく、旧市街観光がメインの場合、要注意です。

旧市街周辺は階段が多いので、荷物が多い場合で旧市街周辺の宿泊施設に泊まる場合は、場所の確認がおすすめです。眺望がよい場合は、階段が多いことがほとんどです。

ドゥブロヴニク旧市街の階段

ドゥブロヴニク旧市街の目抜き通りから離れると急な階段がたくさんあり、昇り降りが大変

旧市街の石畳は、スーツケースをゴロゴロ押すのは大変です(これはクロアチア各地の旧市街共通です)。

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ロヴィニュの石畳

ドゥブロヴニク旧市街の階段

空室があれば即決!?ドゥブロヴニク旧市街観光に便利な厳選民泊(プライベートアコモデーション)

弊宿をご予約のお客様には、各地の宿泊施設選びや交通機関のご相談にも応じています。電話番号が見つけられる宿泊施設の場合、ウェブでは満室でも直接電話すると空室がある場合があるほか、プライベートアコモデーションの場合の階段利用の客室が何階に位置するかなど、より詳しい情報を調べることができます。

周遊型か滞在型か?

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ロシニュ島の風景

大きな荷物をもって移動しなくてよいので、各段にラクなのは滞在型。アパートメントやソベに宿泊すれば、ホテル2-3泊の料金で1週間程度利用でき、コスパ大で快適です。さらに、ザグレブはタクシー代も格安なので、バスターミナルや空港へのアクセスも安く短時間。滞在型の旅行がますます身近になっています。あまり無理をしたくない年配の旅行者の方や、小さいお子様連れ、プチ海外移住体験がしてみたい方に好評です。

一方、荷物が少ないバックパッカーの方や、少ない時間であちこち見てまわりたい旅行者、体力に自信のある方には、周遊型もおすすめです。

クロアチアの通信事情

クロアチアでは、フリーWiFiが、カフェやホテル、空港、街中など、比較的、あちこちで使えて便利です。ただ、毎回、パスワードを設定するのが少しわずらわしいほか、旅先でチケット購入などのオンライン決済をスマホでする際は要注意かもしれません。SIMフリースマホやポケットWiFi端末をお持ちの場合、観光大国クロアチアでは、観光客向けの格安で便利なSIMカードが発売されています。

クロアチアのSIMカード

【2016年最新情報】クロアチア旅行に格安便利なSIMカード徹底比較

クロアチアのビーチ事情

砂利浜、岩浜が多いので、砂まみれにならず楽ちんなのが、クロアチアン・ビーチのいいところ。ただ、足の裏が痛いので、ビーチサンダルはかかせません。

クロアチアのビーチ

ドゥブロヴニクのビーチ(だったと思います)

クロアチアでは、60代でも70代でも、太っていても、皆、ビーチを大満喫。

女性の場合、水着はビキニが便利です(更衣室がないところが多いので)。日陰がない場合もあるので、日傘もあると便利。

クロアチアのビーチ

ブラーチ島のズラトゥニ・ラト

ヌーディストビーチでは、生まれたままの姿で泳げます!(年配の方の利用が多いようです)

おわりに

リゾート大国なのですが、なぜかあまり観光地ずれしておらず、ちょっとおせっかいなくらいひとなつこく、とっておきの風景があちこちにあふれているクロアチア。今のところまだ治安もよいので「海外旅行で、治安がいいのがこんなに楽だとは思わなかった」「あくせく観光地めぐりをするのではなく、のんびりぶらぶら街歩きをしたのがとても楽しめた」「是非また来たいです」とおっしゃっていただくことがよくあります。

今回、基本編だけで、超長編になってしまったので、あわせてご紹介する予定だったクロアチア料理やクロアチアワイン、クロアチアのお土産については、別記事でご紹介します。

クロアチアの旅行、ここ数年の変化はめざましいものがあります。季節ごとの変動も大きいので、下のメルマガをご登録いただくと、クロアチア観光情報の新着・更新情報をお知らせいたします。 

また、記事にするほどでもない一過性の季節のイベントや注意などは、メルマガや弊宿フェイスブックページでお知らせ、折々の写真はインスタグラムでアップしています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。どうぞ素敵なクロアチア旅行になりますように!

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